とぅばらーまの世界
日本民芸協会の柳宗悦氏は、とばらーまを「世界一の情歌」と絶賛「死ぬ時はトバルマで送られたい」と言った名歌
八重山を体現する著者が、とぅばらーまの名作歌詞を鑑賞しつつ解説。歌詞や唄者の異なるとぅばらーま23曲が収録されたCD付。
月の光を浴びて輝く砂浜、夜の更けるのも知らないままに歌っていたあの日……
馬車に揺られながら稲刈りを終えるヨーンバイの道すがら、
南天にさそり座が大きなハサミをふりかざしていた夏の日……
雨の滴を聞きながら淋しそうに歌った母の声……
初めて女性と歌を掛け合い緊張のあまり声が出なかった日……
殺伐とした都会で望郷の念にかられて親友と声を張り上げた日……
走馬灯のように蘇るとぅばらーまの思い出……
とぅばらーま歌は、いつも暮らしの中にあった。
著者:大田 静男
仕様:A5判 248頁
定価:1,900円(税別)
付録:CD(23曲入)
発行:2012年9月
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