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音楽民族+SESSIONS 2023レポート

令和5年2月22日水曜日。石垣市民会館中ホールにて、「令和4年度ユネスコ音楽創造都市 ISHIGAKI推進フォーラム 音楽民族+SESSIONS 2023」が開催されました。本サイト「音楽民族+」を運営する音楽創造都市石垣推進市民協議会としては初めてとなる主催イベント。様々な角度で「音楽」に関わる島内外の方々によるトークセッションを中心に、ライブパフォーマンスも行われました。

トークセッションⅠでは、八重山の音楽の原点から現代にいたるまでの変遷や八重山の音楽がもつ魅力を題材に、パネリスト自身の実体験も交えながらのクロストークが行われ、笑いあり学びありの時間となりました。

また、トークセッションⅡでは、沖縄本島・桜坂劇場プロデューサー/ミュージックタウン音市場館長の野田さんによる、海外マーケットを視野に入れた音楽イベントの事例紹介や、ブロスワーク代表の清水さんによる、文化を継承するための“アーカイブの大切さ”など、外からの視点で見る八重山の音楽の魅力や可能性について語られました。

当日は、島の芸能や音楽関係者やそれらに関心を持つ多くの方にご来場いただきました。私たちの日々に当たり前に溶け込む「音楽」。八重山はその音楽がもつパワーそのものが島のエネルギーになっており、これまでもこれからも島づくりの大黒柱として私たちにとって身近であるでしょう。そんな八重山の音楽の魅力を堪能できる、そんな夜となりました。

お忙しい中ご協力いただいたパネリストのみなさま、ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。

本会は映像アーカイブとして、みなさまに視聴していただけるようになります。動画の掲載まで、今しばらくお待ちください。

 

 

【当日のプログラム】

ライブパフォーマンス

・金城弘美(八重山古典音楽安室流協和会)×比屋根祐(八重山古典音楽大濱用能流保存会)

トークセッションⅠ「八重山の音楽文化に必要なモノやコト、紡いでいく未来〜島の音楽文化の魅力と課題〜」

<パネリスト>

・大田静男(八重山芸能文化研究家)

・那根操(竹富町民俗芸能連合保存会事務局長)

・金城弘美(音楽家/音楽創造都市石垣推進市民協議会メンバー)

・比屋根祐(八重山古典音楽大濵用能流保存会)

<コーディネーター>

・宮良正行(音楽創造都市石垣推進市民協議会事務局長)

ライブパフォーマンス

沖縄県立八重山高等学校郷土芸能部

トークセッションⅡ「遠いようで近い!?世界の音楽マーケットはすぐそこに」

<パネリスト>

・野田隆司(桜坂劇場プロデューサー / ミュージックタウン音市場館長)

・清水英載(ブロスワークス代表)

・岡山創(八重山古典音楽安室流保存会/音楽創造都市石垣推進市民協議会メンバー)

・ケンヤ・マルセイユ(音楽創造都市石垣推進市民協議会メンバー)

・新良幸人(音楽家)スペシャルゲスト

<コーディネーター>

・伊良皆誠(音楽創造都市石垣推進市民協議会会長)

スペシャルライブ

新良幸人

 

【当日のセットリスト】

●金城弘美×比屋根祐
M01:安里屋ユンタ
M02:川良山節(金城弘美)
M03:胡蝶の舞(比屋根祐)
M04:つぃんだら節
●沖縄県立八重山高等学校
八重山の芸能
(正月ゆんた~繁盛節~崎枝節~与那国ぬマヤー節~鳩間節~海上節~ゆんた(とーすい、こいなゆんた、山ばれーゆんた)~まみどーま節~八重山高等学校校歌ダンス~六調節)
●新良幸人
M01:月夜浜
M02:夏花
M03:みなとーま
M04:満天の星